プラスチック [ plastic ] (合成樹脂) とは プラスチックとは「可塑性を持つもの」と言う意味で、 一般に、高分子化合物からなる物質の中で成型品や薄膜にして使用することを目的として人為的に製造された可塑性を持つもの、 とされ、主に石油を原料として製造されています。 一般的な特徴としては、 長所 電気を通さない、水や薬品などに強く腐食しにくい 短所 燃えやすい、紫外線に弱く太陽光に当たる場所では劣化が早い 等が挙げられます。 |
プラスチックの種類 これらは一部です。さらなる詳細は こちら で参照できます(プラスチック(樹脂)の略称からみた一覧表です)。
一般的に、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂に分類されます。 また熱可塑性樹脂については、耐熱性の度合いで、 汎用樹脂・汎用エンジニアリング樹脂・スーパーエンジニアリング樹脂の3分類に、 高分子鎖の配行度合いから、結晶性樹脂・非結晶性樹脂の2分類に分類されます。 ■ 熱可塑性樹脂:線状の高分子。加熱すると軟化して加工できるようになり冷却すると固化する。 また加熱すると軟化し繰り返し使用可能のプラスチック。 ■ 熱硬化性樹脂:線状の3次元構造の高分子。加熱すると軟化し化学反応により固化する。 一度加熱して固化したものは再度加熱しても溶けないプラスチック。 ● 汎用樹脂:樹脂価格が比較的安く加工もしやすい熱可塑性プラスチック。 中でもPE、PP、PS、PVCが四大汎用樹脂と呼ばれている。 熱変形温度100℃未満、引張強500kgf/cm2未満、耐衝撃5kgf.cm/cm未満の特性を持つ熱可塑性樹脂。 ● 汎用エンジニアリング樹脂:熱変形温度100℃以上、引張強500kgf/cm2以上、耐衝撃5kgf.cm/cm以上 の特性を持つ熱可塑性樹脂。 ● スーパーエンジニアリング樹脂:汎用エンジニアリング樹脂よりも更に高い 熱変形温度150℃以上にも長期間使用できる特性を持つ熱可塑性樹脂。 ▲ 結晶樹脂:架橋や枝分れがほとんど無く、規則正しい分子構造をもった高分子。 ふつう全ての分子が結晶化することはない。結晶化している部分の量を結晶化度で示し、 結晶化度が高いほど硬度、弾性率強度などが向上し透明性はない。 ▲ 非結晶樹脂:分子主鎖に無秩序に側鎖がついていたり枝分れや架橋があり、無定形状態にある高分子。 無定形状態には、硬いガラス状態と柔らかいゴム状態などがあり通常透明性にすぐれたものが多い。 |