新廣瀬商事株式会社 PLASTIC プラスチック詳細 ROYALTRAYMAINSITEMENULOCKNEW-HOME
ポリエチレン(PE) とは
安価で、成形しやすく、多用途に向くプラスチック(樹脂)。
一般に中低圧のものは高圧のものより硬く軟化温度も高い。比重は軟質のもので0.92、硬質のもので0.95。
熱には弱いが、-20℃位までの耐低温性がある。吸水性がほとんどなく、防水性がある。
電気絶縁性、耐油性は良い反面、接着性、印刷効果が悪い。太陽光線等紫外線に弱い。

主な使用用途
耐油性、耐溶剤性から、容器、ビン類、食品容器、包装用フィルム。比重の軽さから、ポリバケツ、大型容器。

   当社の製品中「カバー」とは、この「ポリエチレン」を原料に製造されたものです。
ポリプロピレン(PP) とは
ポリエチレンより硬質でかつ引張、折曲に強い。
比重は0.9〜0.92で軽い。ポリエチレンより耐熱性が高く110℃位。絶縁性、耐薬品性が強い。

主な使用用途
絶縁性から、機器の絶縁体。耐薬品性から、薬品の容器、包装。耐引張折曲性から、CDケース、蓋付ケース。
ポリスチレン(PS [PolyStyrene]) とは
エチレン及びベンゼンを原料として生産されるスチレンモノマーを重合して製造される。
絶縁性、耐水性、耐薬品性が良い。常温で硬い。樹脂自体は透明。
着色が容易。熱に弱い。衝撃耐久性が低く、落下で割れ易い。実用最高使用温度80℃。

GPPSは「General Purpose PolyStyrene」の略称で、通常の透明な樹脂。
HIPSは「High Impact PolyStyrene」の略称で、耐衝撃性を高めたPS。
ブタジエンなる物質を混ぜて重合してゴム的性質を多少加えている、不透明な樹脂。

主な使用用途
各種容器、日用品、包装資材、玩具。

   当社の製品中「インジェクション皿」「インジェクション桶」とは、
  この「ポリスチレン(GPPS及びHIPS)」を主原材料に「射出成形(インジェクション)」によって製造されたものです。

ポリスチレンペーパー(PSP) とは
上記ポリスチレンを原料とした発泡プラスチック(ポリスチレン発泡体)の一種で、
発泡剤とポリスチレンを押出機にかけて発泡しシート状発泡体とする。
この厚さ1-2mm、発泡倍率7-15倍のシート状発泡体をポリスチレンペーパー(PSP)と呼ぶ。
食品包装トレーやどんぶりなどに加工され多く用いられている。実用最高使用温度80℃。
外観向上、耐熱・耐油向上などを目的としたラミネート品も見られる。
詳しくは発泡スチレンシート工業会 を参照。

   当社の製品中「PSP」とは、
  この「PSP」を原料に、「真空成形」によって製造されたものです。

OPSシート(OPS) とは
上記ポリスチレンを熱成形加工してシート状にしたものを二軸延伸ポリスチレンシート(OPSシート)と呼ぶ。
透明性及び光沢に優れかつ薄くて強度がある容器が作りやすい等の特徴があり、
用途は透明蓋等の透明食品包装の原材料として使用されている。実用最高使用温度80℃。
透明シートとしては他に、A-PETシート(非晶質ポリエチレンテレフタレートシート[ポリエチレンテレフタレートを非結晶化状態にした樹脂をシート状にしたもの])、
PVCシート(ポリ塩化ビニルシート)、透明HIPSシート(耐衝撃性ポリスチレンシート)、透明PPシート(ポリプロピレンシート)など各種ある。
市場需要としてはA-PETシートとOPSシートがほぼ同量でこれらが需要全体の6割以上を占める。

   当社の製品中「OPS」とは、
  この「OPSシート」を原料に、この「圧空成形」によって製造されたものです。
ポリエチレンテレンテレフタレート(PET) とは
結晶性が高く240℃位まで強度を保つ。引張、折曲、圧縮に強い。弾性率が高い。非常に硬い。絶縁性がある。
射出成形で成形できる。

主な使用用途
電気部品。ペットボトル、ペットカップ。